どうげん事務屋塾

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リーフレットをつくる③

 

 

リーフレットの大きさを決める

やはり基準にしたのは、ご本山である建長寺の境内案内でした。A4の三つ折で、とてもシンプルなのです。広済寺の場合は鎌倉とは違い、場所が知られていないために、地図を広域図と周辺図を設けるためスペースが足りません。そこでA4三つ折サイズ(三面)・プラス(一面)としました。この大きさでエクセルで版を作ります。文章は吹き出しで、写真やイラストは画像取り込みでレイアウトしていきます。

絵地図をつくる

広済寺の最寄りの駅は伊勢原駅なのですが、インターチェンジが近いので車があると、田舎暮らしを感じないところでもあるのです。東名厚木から6km、小田原駅からでも小田原厚木道路なら25分という場所にあります。平塚駅からも車なら25分なので地図を2種類つくってみました。

◇周辺地図

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◇広域地図

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 ウェブで地図を検索すれば地図はできるのですが、正確すぎて見にくいので手書きにしました。地図製作会社さんのサイトで、気に入ったサンプルをもとに、広済寺版のアイデアを膨らませてみました。集中して構想を練ること1日、地図は各々、完成まで丸1日かかりました。

仏像や境内の写真について

背景がバラバラだと統一感がなくなります。本尊さまは宮殿におさまった角度で撮影します。その他の仏像は、すべて書院にありますが、祭壇から全て出し、背景を同じ壁、同じ敷物にして撮影しました。ひとつの仏像につき、10枚以上撮影し、いいものだけを選んでいきます。

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撮影だけでも一日、写真のピックアップだけでも半日はかかります。境内の写真は、「四季折々のを・・・」とも考えましたが、スペースがないのと、古い写真を探し、ファイルを構築していく手間がかかるので、全体図はイラストで。本堂と書院はここ数日間に撮影したものから選ぶことにしました。f:id:dohgen:20130225171235j:plain

原稿ファイルの整理方法

手書きの絵地図や写真は、エクセル上にレイアウトします。印刷屋さんが原版を作成する際には、エクセル上に載せたものではなく、オリジナルを使うことになります。フォルダーをつくっておき、エクセルと画像データをひとまとめにし、すぐにスティックに移し替えて運べるようにしておきます。

 ここまでが基礎工事です。基礎工事ができていれば、印刷屋さんも専用のキカイに落とし込み、校正もはやくなります。基礎があやふやだと校正が手間取り、暗礁に乗り上げてしまいます。指示がはっきりしないので、印刷屋さんが動けなくなってしまうのです。きちんと基盤をつくることが肝心です。面倒がらずに、一気呵成にやってしまいましょう。

これでエクセル版のたたき台が完成です。データが多いので、メールで送ろうとしてもはじかれてしまいます。スティックに入れて、印刷屋さんに持ち込みます。